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2005年 04月 07日
デング熱地獄の次は、貧乏地獄です・・・。
担当プロジェクト2件の追加資金調達がままなりません・・・。 何もしなくてもドナーが列をつくって資金援助してくれる分野を、 業界用語でSexyなフィールドといいます。 今の東ティモールでは「司法」と「選挙」です。 現在ドナー全般に人気の「平和構築分野」として分かりやすい上、 ティモール政府としてもバイラテラルで一国に主導を取られたくない分野で あるので、自然とザクザクお金がUNDPに流れてきます。 一方私が担当する行政分野は地味で、とことんunsexyなんです。 「国づくり」と言った時、欠かせない分野であることはドナーもご存知なんですが、 やはり流行り廃りが激しい援助業界の時流に乗ってないんですね。 思えば10年前は「参加型」今は「平和構築」ですかねぇ。 私はこれまで中央政府レベルでの「行政」分野の経験は無く、 泣く泣く始めた現在の担当プロジェクトなのですが、やり始めてみたらなかなか いいプロジェクトなんです。とにかく公務員の人事管理制度が全く無いこの国、 独立から2年、一度も公務員の評価も昇給も行われず、果たして何人公務員が いるのかも分からず、新規採用時の規定さえ、無い。 世界各国からきた弁護士がえて勝手に法律を作り、議会も上がってきた法案は 右から左へガンガン通すという恐ろしい「国づくり創世記」状態なこの国でも、 公務員人事管理関連の法令・規定の制定はなかなか進まず、このままでは 無気力・汚職蔓延政府への道まっしぐらです。 でもドナーは公務員のcapacity developmentにはお金を出してくれても 公務員管理制度制定のプロジェクトにはお金を出してくれない! 営業に行っても「うーん、いいプロジェクトだねー。グッドラック」で終わります。 (「グッドラック」=「うちは出さんが、がんばり続けてくれたまえ。グッドラック」) 同情するなら金をくれ!Where is the money!? show me the money!! UNDPのやり手営業マンの先輩方もいろいろ手を尽くしてくださっているんですが、 売れないですねぇ・・。 だいたいUNDPにおける営業とは地道かつ手間隙かかるものです。 あっちのミッションが来た、と言えば営業に行き、こっちのトラストファンドに応募できると 聞けば、それらしい申請書を作り、所長があっちの大使館で営業してきたと聞けば 「その後おかげん如何ですか?いつぞやのお金のご用立ての件、ご都合つけて 頂けませんでしょうか?あらあらかしこ」などとしおらしいフォローアップの手紙を書き、 時間がいくらあっても足りない。 その隙にプロジェクトマネージャーのいないプロジェクトをカラカラとまわし、気がつくと 巨人の星を鼻歌で歌っていたりする体力勝負の毎日。 そんなんで、ボーっとしていたら、久しぶりに私の軽犯罪史に新たな1ページが加わ りました。(被害史です、当然。) 今回は路駐していた車の後部窓が割られる、です。 夜友人宅へ遊びに行き、路駐しておいた車に戻ると、後部席に置いておいたはずの 紙袋が何故か助手席に。 ? と思うも、大して気にせず、帰途へ。 翌日日曜出勤して警備員さんに指摘され、初めて被害に気がつきました。 どうもカバンが目を引き犯罪を起こしたものの、カバンの中身(ヨガ教室用の着替 え)はお気に召さず、盗ってかなかった模様。ガラスまで割ったんなら、持っていっ て・・・。 でもCDプレーヤーが盗まれていないあたり、中南米に比べるとローテクな犯罪でも あります。 日曜の会社の帰りにはガタガタ道を走るたびに、後ろでシャラシャラァ~と砕けた窓 ガラスが落ちる音が車内に響き、悲しいものがありました。 ちなみに私の軽犯罪史は、 於キューバ、アテンド中のミッションの目の前でカバンをすられる(大間抜け)。 於ホンデュラス、家から30メートルのところで路上ホールドアップに遭う(普通)。 於東ティモール、路駐の窓ガラスを割られる(普通)。 ということで、概ね途上国に住む以上必要経費みたいな軽犯罪被害しかありません。 車の窓ガラスはインドネシアに注文しないと無いとのことで、現在プラスチックの板 がネジで留められてます。 とことん悲しい。
by nomadm
| 2005-04-07 12:25
| 東ティモール
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