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2005年 08月 07日
Time files like an arrow. Fruit flies like a banana.
東ティモール生活もはや10ヶ月。 JPO生活も残すところあと半年。 ポストJPO計画は全く考えられず、JPOトレーニング研修費さえ消化しておらず、 トリアタマ所長と石頭総務部長の下、ぶちきれギリギリのところで仕事に追われる 毎日です。 いい加減次の仕事考えなくちゃと思いつつ、東ティモールUNDPの凄まじさに 私の「開発魂」はすっかり抜き取られ、これから先何がしたいのかさっぱり 分からない状況です。 結局「開発」とは官僚主義との戦いに終始するものなんでしょうか? システム(含む官僚主義)は内側から改善できる、と思う人はやはり コンサバなんだろうな、と最近思いだし。(ヒラリークリントンしかり。) 迷走するために生まれてきた、 まさにborn to runな上司達の迷走・暴走を前に、もう私たちは 怒りを超え、笑うしかない状況です。 しかもオフィス自体が若く、オペレーション(総務部)がボロボロなので、 プログラムの管理状況が異常にずさんで、我々プログラムオフィサー 全員ボロボロ・・・。 そんな中監査様がいらっしゃる。 ガバナンス課長代行いわく「監査に礼儀正しくする必要は無い。 見たいと言われた書類を捜せばいいだけだ。無ければ無いと言おう。」 と既にあきらめている・・・。男らしい。 「在庫通し番号が張ってない100個以上の投票箱どうしましょうかねぇ?」 などと「地方選挙支援プロジェクト」の監査対策を相談をすると、「隠せないかな 投票箱・・・?」とか言い出され・・・。おいおい。 ちなみにこの選挙、低識字率を考慮し、候補者の顔写真と村の風景写真をカラー コピーした投票用紙を使ってます。 (自分の村の投票だと確認できるように風景写真つき)。 バカ高ー、手間隙かかり過ぎー、と思いきや投票者一人当たりコスト3.5ドルは、 アジア地域としては格安らしいんです。 ってことでブータンからスタディーツアーまでいらっしゃいました。 最近では投票手続きを説明する歌まで作ってラジオで流したり、がんばってます。 それが一曲6分とやたら長い。 「投票手続きが、ほら面倒くさいからね、この国・・・」と作者の弁。 まー独立後初めての選挙ですからねぇ。 その他のプロジェクトでは、「税関近代化」も資金獲得。 「公務員制度支援」にはなんと東ティモール政府からも資金調達。 もらったお金に使うのが追いつかず、ストレスです。 これから年度末にかけて、絶対年度予算を使い切れ命令がでているのですが、 かなり弱気です、私。 なんてたって、ついこの間までインドネシアの田舎県庁だった東ティモール、 独立後それまで帳簿係みたいだった人達が突然局長になったりしてるわけですから そりゃあもう破天荒。 教育省なんて教科書作ったことある人が一人もいない状況です。 もちろん時々ものすごく優秀な人もいますが、そういう人はドナーからひっぱり だこで、ドナーの相手するだけで大忙しで、本業をする暇が無さそうです。 奇想天外な上司達と破天荒政府を相手に、今年度後半はどこまで 計画通りプロジェクトが進捗するんでしょうかねぇ・・・・・。 いつまでも弱気、いつも弱気。
by nomadm
| 2005-08-07 04:44
| 東ティモール
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